はじめに
もう先々週のことになりますが、前回告知した『AWS DevDay Tokyo 2018』というイベントがAmazon Web Services Japan主催で10月29日(月)〜11月2日(金)に渡って開催されました。
イベント自体の紹介は前回の投稿に詳しいので割愛して、当日あったセッションの資料をまとめます。が、その前にいくつか。
まず、最終日のアフターパーティでも発表した好きな言語、好きなエディタの集計結果を改めて載せておきますね。Pythonが1位ってのも数年前だと考えにくかったと思いますが、Javaがまだまだ元気なことだったりVimとEmacsで2倍以上の差がついたりというのも面白い結果かなと。面白いと言えば1位のVS Codeってのも少し驚きましたが確かにいいエディタだと思います。かくいう自分も今はVS Codeです。秀丸とVim → Sublime → Atom → VS Codeって感じで流れ着いてきました。
好きな言語
※()内は票数です
好きなエディタ
※()内は票数です
感想
このイベントに当事者として関わった者なりの感想というか所感を。一部はアフターパーティのクローズのときにも言ったことなので重複しているとは思います。
まず、いたらないところも多々あったとは思うもののなんとか無事に完遂できてよかったというのが正直なところ。特に会場面。これはかなり難しかったです。今回は目黒の新オフィスを使うってことになったものの、そもそもオフィスビルなわけでそれなりの数の来場者があるイベントを開催するには多少無理があったかな、と。これはロジ面を考えてくれたマーケティングサイドの人には大感謝です。
あとはストリーミング。こちらも途中から会場というか中継先の設備の問題で最終日は途中からプチプチ切れるようになってしまったのは申し訳なかったです。Twitchの問題でも帯域の問題でもなくどうしようもないところだったので我々も指をくわえて見てるしかなかったのが辛いところでした。
それ以外はソーシャルとかアンケートでも非常にポジティブなコメントをいただいていてこれはひとえにスピーカーを引き受けてくださった皆さんのおかげだと思っています。特に外部スピーカーの方々のセッション評価は軒並み高かったのでデザインした僕としてもとても嬉しい。
思い返せば一年前の12月15日に2018年のDevDayをどうするものか、というミーティングをしたのが始まりです。今年はサミットとわけて開催するってことだけ決まっていて、単純にわけて開催するだけってのもつまらないよねーってことで半分ノリで1週間くらいやっちゃうかってデベロッパーマーケティングの人と盛り上がったのがこんなに自分たちの首を締めるとはそのときは全く想像していませんでした。
まあでも、多くの人に支えられた結果、来場者数とかのKPI的数字の面でもソーシャル上での評価など定性的な面でもひとまず目標は達成できたのでよかったとします。
来年はいただいたコメントや今年の内容を振り返りつつ、時間切れなどの理由でできなかったアイデアなんかも実現しつつより良いものがお届けできればなと思っています。
というわけで、素晴らしいセッションの数々で発表された資料のまとめをどうぞ。
2018/10/31
Software Design トラック
Serverless & Mobile トラック
こちらのトラックの資料はAWSの公式ブログでまとめられています。サーバーレスという観点ではZOZO TOWNの事例やCookpadさんのAppSync事例などもとても興味深いものでしたが、AWSJのSAによるモニタリングとセキュリティに関しても有用かと思います。特にモニタリングの資料はこれまでサーバーレスという文脈において『モニタリング』だけにフォーカスしたここまで実践的な内容を含む資料はなかったと思うのでサーバーレスアプリケーション開発者は必見です。
CFPで登壇してくれた照井さんの資料が公式ブログのほうには載っていないみたいなので載せておきます。
LT大会
2018/11/1
Machine Learning トラック
こちらのトラックもAWSブログでまとめができましたのでそちらを参照ください。好評だったハンズオンの資料もまとまってます。
Databaseトラック
Databaseトラックの資料はAWSの公式ブログにてまとめられているのでそちらを参照ください。なお、こちらにはDAY2(10/30)に開催されたハンズオンの資料も含まれています。内容的には今回はRDBMSではなくNoSQL、特にAWSがサービスとして提供しているAmazon DynamoDBならびにAmazon Neptuneにフォーカスしたセッション構成となっていました。特に開発者の人がハマりがちなDynamoDBのテーブル設計に関する知見をAWSJのSAだけでなく外部スピーカーの方々からも惜しみなく投下いただいたのでかなり有用なコンテンツが揃っているのではないでしょうか。
2018/11/2
Startup Technologyトラック
Microservicesトラック
さいごに
最後に僕個人の話としては、2018年からはアプリケーションデベロッパー向けの技術支援とかイベントにフォーカスしているということもあって今回のDevDayは内容的にもアプリ寄りにしました。でも本音を言えばもっともっとアプリ寄りにしたいという思いもあるし、アプリ開発者の人に来てもらいたいという思いもあります。
まあ、そんな感じで2018年も残り少ないですがいくつかのイベント(re:InventのrecapとかMeguro.devとか!)をやりつつ来年のことを考えていたりします。
というわけでみなさん、これからもどうぞよろしく。