AWS DevDay Tokyo 2018というイベントを開催します!

タイトルの通りです。Amazon Web Services Japan主催で『AWS DevDay Tokyo 2018』というものが10月29日(月)〜11月2日(金)まで一週間に渡って開催されます。場所は目黒の駅前にあるAWSJオフィスが入っている目黒セントラルスクエアというビルです。

aws.amazon.com

このイベントに自分は主に企画・コンテンツといった内容面で深く携わっているので今回はそのあたりを少しご紹介します。ちなみにどうでもいい情報ですが今回、僕は裏方に徹しているので自分のセッションはありません。

イベントの狙い

狙いというほどのものでもないですが、本イベントは毎年6月くらいに開催しているAWS Summit Tokyoという年次イベントの併催という形で昨年は開催されたものです。ちなみに開発者向けのイベント自体は2015年のAWS Summit Tokyoの新しい試みとして開催されたのが最初でした。このときの企画にも携わっていて、新しいことをやる楽しさはあるもののそれなりに大変だったのはいい思い出です。このときはイベント当日に向けて翔泳社Codezineとタイアップした連載企画などいくつかの企画を走らせていました。この初回の収録日直前に妻が急遽入院してしまいまだ2歳にもなっていなかった娘とわちゃわちゃしてたのはいい思い出です。

そんな話はともかく、デベロッパーカンファレンス(DevCon、2015)→Developers Conference(2016)→DevDay(2017)と各年で装いとかイベントタイトルなどに微細な変更はあったもののAWS Summit Tokyoとの併催という形で開発者向けカンファレンスは開催されていました。自分が企画として関わったのは2015年のもので2016年は登壇者として、2017年はDevDayの3日目を『Serverless Evolution Day』と名付けてサーバーレスにフォーカスした建付けにしました。以下はそのときのまとめです。

www.keisuke69.net

とまあ、こんな感じで毎年なんらかの形で携わってきました。しかし、今年はAWS Summit Tokyoにそういったものがなかったのは来場された方であればご存知かと思います。実際に何人かの方には今年はないのかというご意見もいただきました。実はこの時点で秋に単独で開催することは決まっており、企画についても検討が始まっていました。本当はこの時点でなんらかのアナウンスができていればよかったんですが諸事情でできませんでした。

実際に対外的に最初にアナウンスをしたのは7月8日に開催された『HTML5 APP CONFERENCE 2018』で自分が登壇した際になります。そんなAWS DevDayですが装いも新たに単独イベントとして帰ってきます。狙いはずばり、『アプリケーション開発者のためのカンファレンス』です。実のところAWSはインフラ寄りな勉強会とか自習用の各種マテリアルは結構揃っているんですが、普段アプリ開発者の人と会話していると結構知られていなかったり、情報集めに苦労されているという話を聞いています。というわけで今回はAWSを取り巻くアプリ開発者をターゲットに、より実践的な知見、知識を持ち帰ってもらうことを主眼においています。加えてAWSに関する話だけでなく、モダンなアプリケーション開発をする上で知っておくといいこと、トレンドなど直接的にAWSに関係ないジェネラルな内容も積極的に盛り込んで行くという方針でトラックおよびセッションの企画を行っています。また、『実践的な知見、知識を持ち帰ってもらう』というコンセプトからハンズオンやワークショップもたくさん用意しています。

用意されるプログラム

5日間中に用意されるプログラムは多岐にわたります。

  • Dev AWSome Day (10/30)
  • AWS Solution ハンズオン (10/30)
  • テクニカルセッション (10/31〜11/2)
  • AWS Game Solution ハンズオン (10/31〜11/1)
  • Amazon Alexa Skill 開発ハンズオン (10/31〜11/1)
  • Dev Day Challenge (11/2)

さらにこれら本編とは別に10/31の夜にはLT大会、11/2の夜にはAfter Partyが開催されます。

Dev AWSome Dayと各種ハンズオン

Dev AWSome Day

今年のAWS Summit Tokyoでも好評だった各種マネージド・サービスを使ってアプリケーション開発を行う方法をハンズオン形式で学ぶ開発者のためのトレーニングイベントです。こちらはサーバレスアーキテクチャの概念を理解した上で、簡易なサービスを実際に AWS 上で開発するものになるのですが、AWSのスキルや経験は必要ありません(アプリ開発経験は必要ですが)。

AWS Solutionハンズオン

用意されているハンズオンも非常に多岐に渡ります。機械学習プラットフォームとして注目を集めるAmazon SageMakerだったり、機械学習をベースとした各種APIサービスを活用したアプリケーションの開発、DevOps、GraphQLのマネージド・サービスであるAWS AppSyncを活用したモバイルアプリ開発Amazon DynamoDBを利用したアプリケーション開発入門、そしてセキュリティサービスを活用してAWS環境における脅威検知と対応を実践するワークショップが用意されています。さらにはIoTに関するハンズオンもレベルに応じて複数回開催される予定です。

Game Solutionハンズオン

皆さん、GameSparksってご存知ですか?

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GameSparksは昨年Amazonが買収したゲーム向けのバックエンドサービスです。オンラインゲームに必要なコンポーネントをゲームの一部としてすぐに実装できるというものですが、今回は代表的なゲームコンポーネントであるチャットやリーダボードなどの実装についてハンズオン形式で体験できます。

そして、ゲームといえばもう一つ、AmazonにはTwitchというゲーム配信プラットフォームがあるのをご存知でしょうか?

www.twitch.tv

このTwitchが提供するAPIを用いて、動画内にゲームの状況や投票パネル等を表示して配信者と視聴者へインタラクティブな体験を提供できます。それを体験するワークショップが用意されています。しかもそれぞれ3日間、計3回あります。

Amazon Alexa Skill 開発ハンズオン

Amazon Alexaのスキル開発をする方向けに『はじめてのAlexaスキル』、『Alexaハンズオントレーニング(初級)』、『Alexaハンズオントレーニング(中級)』が2回ずつ開催されます。 

セッション

セッションは10/31〜11/2の3日間に渡って各日2トラック構成で開催されます。詳細は公式サイトのタイムテーブルを参照していただきたいのですが、以下のようなトラックを用意しています。

  • Software Design
  • Serverless/Mobile
  • Machine Learning
  • Database
  • Microservices
  • Startup Technology

特にお伝えしたいこととして、今回はアプリケーション開発者向けのカンファレンスだと前述しました。というわけで各トラックも通常のAWSサービスに関するセッションというよりも開発に寄せた話をしていく予定です。例えばデータベースなんかであればサーバーレスとあわせてよくご相談をいただくことが多いNoSQLデータベースのAmazon DynamoDBのデザインに関する話などを予定しています。もちろん事例としてお客様にもご登壇いただきますし、今回はCFPによる公募セッションもいくつか用意されています。

個人的に一番お伝えしたいのはSoftware DesignとMicroservicesトラックです。

Software Designトラック

このトラックではよりGeneralなアプリケーション開発の話が聞けるのではないかと思います。『体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方』でお馴染みの徳丸先生によるセッションやChatworkかとじゅんさんによるDDDのお話、t-wadaこと和田卓人氏によるコンポーネントが分散した環境でのテストの話など盛りだくさんです!また、少し変わったところでいくと昨今、デベロッパーといえど勉強会やいろんなイベントで登壇する機会も増えていますし、個人の価値を高めていくにもそういった機会を活かしてプレゼンスを高めていくことも重要だと考えています。でも、不慣れだとプレゼン資料作ったりするのって大変ですよね?そんな方にはぜひ長沢さんのセッションを聞いて欲しいです。きっと参考になるトピックがいっぱいかと。あとはモバイル界隈での注目トピックといえばPWA(Progressive Web App)がありますが、話題にはなっているもののなかなかまだその具体的な事例や知見を目にする機会って少ないといえます。そこで日経の安田さんに日経電子版でのPWA事例についてお話いただきます。

Microservicesトラック

皆さんそろそろ『Microserviceとは?』みたいな話って食傷気味じゃないですか?ということで一歩踏み込んでMicroserviceやるにあたってより具体的で実践的な知見を得てもらうことをテーマにセッションを考えました。まずマイクロサービス化するにあたってのデザインパターンをグロースエクスパートナーズの鈴木さんにお話頂いたあと、より具体的な手法やテーマを掘り下げていきます。具体的にはMicroserviceの文脈で頻出するEvent SourcingおよびCQRSの具体的な実装に関するお話をアイスタイルCTOの竹澤さんより、これまたサービス間の認証認可、権限委譲をどうするかっていうあるあるな悩み事に関する話をクラスメソッドの都元さんに話してもらいます。そして、もう一歩踏み込んだときに話題になるBFF(Backend For Frontend)およびMicro Frontendの話をそれぞれ古川さんとFincの澤井さんに事例をもってお話しいただけます。古川さんといえばNode学園などNode.js界隈での超がつく第一人者でもありますね!

そしてMicroserviceといえばトラックこそStartup Technologyトラックですがそちらで、メルカリ内田さんによるMicroserviceならびにMicroserviceと切り離せないトピックであるコンテナについてお話いただきます。さらに熱いのがその流れで行われるパネルディスカッションです!内田さんに加えて、クックパッドの星さん、サイバーエージェント青山さん、freeeの九岡さんとコンテナ関連での業界キーマンたちによるパネルディスカッションを時間を少し延長して行います。 

DevDay Challenge  

さて、もう一つお伝えしたいのがこのDevDay Challengeです。今これを読んでいるあなたがサーバーレス関連コミュニティに顔を出していたり、9月末に開催されたServerlessconfに参加した人であれば聞き覚えのあるタイトルかと思います。このイベントは当日、その場で運営から提示されるお題に従って1日でアプリケーションを実装し、そのアーキテクチャ、完成度などを軸に優勝者を決めるというイベントになります。まあ要はハッカソンの変形ですね。Serverlessconfで開催されているものと異なるのはサーバーレスという技術要素を前提としないことです。より柔軟な技術選択が可能になるということですね。とはいえこのイベントはDevDayです。アプリ開発者のためのカンファレンスです。そのあたりを少し意識して挑んでもらえればと思います。ちなみにチーム戦ですが1人チームもOKです。とはいえUI必須なので時間内で完成させるにはフロント、バックエンドと分かれていたほうがいいかも知れません。また、一人で応募して運営側にチーム分けを任せるということも可能です。

参加者はこのあとのAfter Partyでピッチしてもらい、優秀チームには豪華(!?)景品も進呈予定です。

Office Hour

さて、コンテンツは以上となるのですがそれ以外にもいくつかあります。まずはOffice Hourです。期間中AWSのSAによる個別相談会が開催されます。こちらでは実案件に関する技術的な相談を行えるようになっています。ガチな本番案件とかWelcomeなのでぜひこの機会にご活用いただければと思います。

LT大会

こちらは先だって募集をしたLT大会になります。10/31の夜に採択された方たちによるLTを見ながらのパーティとなります。

最後に

今年初めて単独で開催されるAWS DevDay Tokyoの見どころのごく一部をかいつまんでご紹介しました。もちろん無料で開催されますので参加するしかないのではないでしょうか。

ただ残念ながら上でご紹介したもののうちいくつかは既に満席となっています。そんなあなたに朗報です。仮に満席となっていても当日待機列に並んでもらえれば空きがあり次第参加可能です。また、ライブストリーミングも予定していますので当日会場に来れない方もぜひそちらで参加していただければと思います。ライブストリーミングについては詳細が決まり次第別途ご案内を行います。

というわけで当日は目黒の会場にて皆さんをお待ちしています!ご登録はお早めに!

aws.amazon.com

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