俺んとこ 来ないか?『俺たちの本当にやりたかったDevDay』を開催することにした

というわけでやります。

connpass.com

まだ詳細は決まってないけど良かったら来てね。

今回はこのイベントにまつわる話です。ダラダラと書いたので長いです。

はじめに

2023年の6月21日から22日にAWSの開発者向けイベントであるAWS DevDayが開催される。このAWS DevDayではCall for Proposal(CFP)という形でセッションが公募されている。

細かいルールとかはこちらを見ていただくとして、採択されるかどうかには一般の人からのリアクションの数も参考にするという。

さて、転職してからはめっぽう外部で登壇するってことは減っている。 これは今の僕は有限である時間の割り当て先としてそういった活動ではなくプロダクト開発に直接的に関係することにあてたいからだ。

とはいいつつもたまにはそういうこともして世の中にアピールしておかないとなってことで僕もCFPを出した。以下の2件だ。

AWS Amplifyは微笑まない · Issue #163 · aws-events/aws-dev-day-tokyo-2023-cfp · GitHub

クロスプラットフォーム開発の真実: 理想と現実のギャップを暴く! · Issue #158 · aws-events/aws-dev-day-tokyo-2023-cfp · GitHub

と、ここまでが前提。

なぜやるのか

さて、CFPを出すには出したんだがいつもの悪い習性で締め切り当日に出すことになってしまった。

ここであることに気づく。

応募済みのものを見たら1番得票してるものは60以上で、他にも上位は軒並み30を超えている。 締め切り当日に出して今からこの得票に追いつくのは無理ではないかと。

採択の可否が得票だけでないのは知っているがそれでも。

そしてもう一つ。

出したCFPを見てもらえばわかるが、1つはAWS Amplifyを軽くディスることになる内容で、もう1つはAWSについて1ミリも語らない内容だ。

これは仮に得票数で巻き返せてたとしても採択されないのではないか?と。

さらに言えば得票数だけで決まるわけではないと言われている理由には、本家はベンダー主催イベントであるため採択にはいろんな思惑が反映されるというのがあるからだ。

例えば得票順に並べたとして特定のサービス群に偏るのは嫌うだろうし、上位がAWSのサービスに関係ないものばかりになるのも困るだろう。さらには競合ネタとか望ましくないものもある。

そういった思惑と忖度が発生するのは仕方ない。それ自体にはなんとも思わないがそういった事情で採択されなかったものにも面白いものはあるはず。

加えて愛すべき友人の出したCFPが個人的には面白そうなのに全く得票もしていないのでそもそも採択されなさそうなことだ。

そしてその友人たちとのDMでこんな話になる。

かくしてやることが決定した。

これがCFPの締め切り当日の17:30くらい。この後、名前をちょっと変えてツイートで開催を宣言。

これが17:40。この時点ではまだ日程がFixしていない。でも100件近くLikeをもらえたのでそのままConnpassでページ作って公開。

その間、ミーティングしたり某イベントに参加したりしていたので実際には20:30くらいの公開になったがこの時点では名前と日程しか決まってなくてまだ会場が決まってない。

日程は本家DevDayが6/22、23ってことだったので前日の6/21にした。が、実は本家でこの日に前夜祭するらしいってことをあとから教えてもらった。

被った。でも知らんがな。一応日程等の確認のために本家の公式ページ探したのにググっても見つからないし、DevDayのロゴとかの表記には6/22と23しか書いてないんだもん。

会場は応募人数にあわせて探そうかと思ってたがこの日に参加してたイベントの会場が日比谷のクラメソさんの新オフィス会場で勝者の景色に魅せられる。

で、その場にいたクラメソ社長の横田さんに聞いたら日程空いてるなら貸してくれるって言うじゃないか!

というわけでその日のうちにクラメソさんの広報氏に連絡。 翌日には貸してもらえることが決定!

というわけで内容はまだ未定にも関わらず200人キャパの会場を手に入れ、今に至る。 思いついてから1.5日程度!圧倒的スピード感。

スポンサー交渉もしているのでもしかしたら飲食も出せるかもです。

パーティしようぜ!

オンライン中継について

今回、オンラインについては現時点では予定していない。

というのも現地とオンラインのハイブリッドはロジ周りをしっかりやらないとグダグダになる。登壇の際のテンポも悪くなる。個人的にはそれが嫌だ。

さらに運営が今のところ僕含めて2人しかいない。というわけで現時点ではやらないことにしている。

ただし、オンライン中継のニーズがあることも理解している。なのでオンラインがあるなら参加したいという人が増えればボランティアを募集するなりしてハイブリッドにすることを前向きに検討したい。

オンラインなら参加したいのにって人はこちらから表明してください。

お前たちの本当にやりたかったDevDay(オンラインがあれば参加したい人たちむけ) - connpass

肝心の内容について

これは本家DevDayの採択結果が出たのちに発表予定。

本家のCFPで採択されなかったものから独断と偏見で選んで交渉します。

ベンダーイベントではないので忖度はないけど完全に個人の好みで選ぶので偏りは出る可能性ある。

僕とDevDay

さて、実は僕とAWS DevDsyには浅からぬ因縁?関係?がある。 僕はもともとAWS Japanでソリューションアーキテクトとして所属していた経歴がある。 そして、このイベントの前身の立ち上げから関与してきていたのだ。

ここからは完全に若者には嫌われる昔話と自分語りなので読み飛ばしてもらって構わない。

2015年 ~ 2017年

実はこの年に品川で開催されたAWS Summitと併催する形で始めたDevelopers Conference(DevCon)が日本のAWSによるソフトウェア開発者向けのカンファレンスイベントの起源といっていいと思う。

このDevConは僕とスタートアップの事業開発マネージャの畑さん、そして今はカナダでエンジニアをしている岩永さんと企画から運営までをやったのだ。このときのページはもうインターネットの藻屑となって消えてしまったけど、ゲストスピーカーとしてソフトウェアエンジニアリング界隈の海外の有名人を(本気で)ブッキングしようとしていたのをすごく記憶している。ポール・グレアムとかマーティン・ファウラーとか。

続く2016年は全然記憶にない。びっくりするぐらいに記憶から抜け落ちている。

そして2017年はメインの企画メンバーとしては携わることをやめた。その代わりと言ってはなんだが3日目だけをサーバーレスの日として丸一日くれという無茶なことを要求し、ワガママを叶えさせてもらった。

『Serverless Evolution Day』と銘打ちこの日だけイベントの立て看板やら何やらを専用のものに入れ替えてもらったのだ。で、この日だけは自分自身で2トラック分のセッションの企画とブッキング、登壇依頼と自分のセッションをした。 この年に本も出したのだけど実はこれもこの日をターゲットにしていたのだ。

2018年

そして2018年。詳細は当時の以下のブログに書いたので割愛するが、この年からAWS Summitとの共催ではなく単独イベントとして開催するというマーケティング側の方針に僕も賛成だったこともあり、当時のデベロッパーマーケの石渡さんと2人で改めて立ち上げることにした。

そして、目黒の新オフィスを1フロア使って一週間ぶち抜きでイベントするという暴挙に出た。

AWS DevDay Tokyo 2018というイベントを開催します! - Sweet Escape

AWS DevDay Tokyo 2018を開催しました & 資料まとめ - Sweet Escape

本田圭佑をブッキングしようとしたけどこのときはスケジュールが合わず断念となった。

あとはイベント開催期間に妻の体調が思わしくなく、当時5歳の娘を連れて会場にいったのも思い出だ。イベント運営控室で騒ぐ娘と遊んでくれたSA福井さんありがとう。

運営控え室で我が物顔でくつろぐ娘

2019年

この年も引き続き企画運営のコアメンバーをし、ソフト面全般をリードした。ちなみにこの年から今回のイベントを一緒に回す@studio3104も企画メンバーとして携わったはずで一部海外ゲストの招聘とかをリードしてた。

2018年の自社オフィスでの一週間開催が地獄だった反省を踏まえて、この年は外部の会場を借りて2日でやることにしたんだけどどうせなら面白い会場がいいってことで当時のデベロッパーマーケの服部さんと一緒に会場探しをし、最終的に神田明神を会場として借りることにした。

2020年

この年は運営サイドからは一切手を引いた気がする。全く記憶にない。

まだ、AWSには在籍していたが登壇したかの記憶もない。

2021年

この年はもう僕はAWS Japanを退職していたのでこの年からは外部の一参加者になる。

そしてこの年のCFPに応募して採択いただいてセッションスピーカーとして登壇をした。

この年はコロナ禍もありオンラインでの開催となりイベントとしての盛り上がりは正直微妙だった。

僕も自分のセッションをやっただけで他の人のセッションなどを見ることもなかった。

そのときの登壇資料がこちら。

speakerdeck.com

2022年

2022年も同様にCFPに応募して採択された。

このときは会場に出向いてライブでやるけど参加者はオンラインのみっていう形。

会場に出向くとはいえ、行ったところで現地では運営に関係するごく一部のAWSの人と配信関連の映像スタッフと会うだけだったので正直つまらなかった。

ただ、コロナ禍突入直後に採用した当時のチームメンバーと初めて対面できたのは良かった。

このときの発表資料がこれ。

speakerdeck.com

終わりに

というわけでノリと勢いだけで久々に自分でイベントをやることにしたんだけど、ありがたいことに中身がまだないにも関わらず期待感だけで50名以上の応募をいただいています。

これを読んだあなたももし良かったら参加してください。

connpass.com

というわけで、これからもどうぞよろしく!

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