プライベート時間で技術に注力する気力がなくなりつつある件

久しぶりのポエムです。

最近こんなブログがバズっていてそれに関連して思うところもあったので書きます。 別にアンサーブログとかそういうのではなくて、前々からぼんやりと思ってるところがありそれがこのブログ記事によって刺激されたので吐き出すって感じ。

rabspice.hatenablog.com

自分自身も昔こういうことを書いたこともある

www.keisuke69.net

これを書いたときから2年も経っていて当時と今とでは置かれている環境も変わったので、まず最初に前提として自分の置かれている立場、状況について話をしておこう。

僕はいわゆるソフトウェアエンジニアに近い領域で仕事をしているエンジニアだ。と言ってもポジション的には取締役CTOだったりすることもあり、残念ながら毎日コードだけを書いて過ごせてるわけではない。 取締役とかCTOとか偉そうなポジション名であるものの、シードラウンドのスタートアップでまだ専任のインフラ担当もいないのでそのあたりをやることも多いし、会社全体に関わる組織的、営業的、事務的なことをやることも多々ある。

他方、プライベートの面では妻子(8歳と7ヶ月)がいる状況。また、仕事をしたりするにあたってありがたいことに自室もある。これは地味に大きいと思う。

その上で本題。

やりたいことがいっぱいあるのに時間がないと感じることがここ最近多い。特に特定の技術を深掘りするための時間を確保するのが難しいと感じている。その結果、表面的になぞるだけであたかも知ってるように錯覚することも多々あると自覚している。要は薄っぺらい。

いつからこうなったのか。

単に使える時間が減ったという単純な話ではない気がしている。

結局、時間の配分として技術のキャッチアップの優先度が下がっているのだろう。

1日の多くの時間は仕事だ。次に多いのは睡眠なのかな。 で、それ以外の時間を何に使うかとなったとき家のこと、家族に費やす時間の残りの時間で何をやるかということになる。

ここで漫画見たりってことのほうが多くなっているわけで。映画見たりとか。 じゃ、昔はどうだったかというと違ったなーということに最近気づいた。

昔は仕事とかの必要な時間を除いた余暇の時間にやりたいことの一つとして自然に技術のキャッチアップとかがあった。 今は正直に言ってそれがない。この業界に身を置く者としてやる必要があるからやっているという感覚に近い。つまり、それをやった結果、やりたいことがやれないという感覚になるのだ。

天才的なプログラマーでもない自分の場合、価値を提供し続けるためには新しいことを学び続ける必要があるという、ある種強迫観念的なものに苛まれている。

正直なところ、仕事は好きだ。時間と状況と体力さえ許せばずっとやってられる。やることは無限に生まれるし、やりたいことも無限にある。あれ、仕事が趣味なのかな。

時折、こういうことを吐き出すといろんな意見をもらう。コンテキストを共有しきれているわけではないので的外れな指摘も中にはあるがまあそれはそれだ。「CTOがこんなこと言っていたら〜」みたいなことを言う人もいるだろう。

新しい技術に限らず、ソフトウェア開発やそれに関わる色んなことが無意識の興味の対象でなくなってしまっているのかもしれない。ニュアンスが難しいんだけど完全に興味が失われているわけではないが、優先度も高くないという状況といったほうが近いかもしれない。

一方でプロダクトを作ること、テクノロジーを事業に活かすことについては依然としてとても好きではある。技術的な雑談も好きだ。

そのためには技術力が必要なこともわかっている。でもプログラミングが趣味とまでは言えない。だから決して強いエンジニアにはなれないだろうし、そうなろうとか思ってるわけではないのでそういう焦りはない。プログラミングが趣味の人は強い。なんせ自分の好きなことをやることが技術力の向上に直結するのだから。幸か不幸か自分はそういうタイプではないが、仕事に使うためのネタは常に新しいものに入れ替えておきたいし、武器は研いでおきたい。

そう思って最近は意識的に時間をとるようにしていたりするが、先のブログじゃないが「勉強」と思ってしまうと辛いってのもよくわかる。あとは同じ時間をかけても身になるかどうかってのもある。学習効率と言い換えてもいいのかもしれない。そういう意味では最近はこの学習効率が昔と比べてとても落ちている気もする。これはもしかしたら加齢によるものも影響していて脳とか集中力とかのピークを過ぎたからなのかもしれない。

とはいえ、勉強と思うと辛いというのはわかっていてもしがみつくしかないので勉強するしかない。

加えて自分が元来飽きっぽい性格だということもあり、2年もすればいろんなことに飽きてしまうことが多い。つまり新しいことをやり続けたい。そのためにも学び続けることが必要なのだ。

理想は仕事の中でそういうものに触れ続けて、キャッチアップし続けられることだろう。幸い、今の環境は前よりはそれに近いことはできていると思う。だが、十分であるかというとそうではないと感じている。

そういえば、ちょっと話はそれるがよく言われるアウトプットについても思うところが少しある。いろんなところでアウトプットするのが大事と言われているがみんなそんなにできているだろうか?意識的にやるのが良いと言われていたり、実際に若者にそんな相談をされたりしたときにはブログでも登壇でもなんでもいいのでアウトプットすることをおすすめすることもある。だがそんなにアウトプットするネタをみんな潤沢に持っているものだろうか。正直なところ僕にはそれほどない。

各種イベントでの登壇とかも前職では仕事の一貫だったのでよくやっていた。でも今はそれが仕事ではないのでめっきり減った。一方で個としてのプレゼンスはある程度持っていたほうがいいとも思っているのでたまにはやるようにしている。つまりこれもある意味努力の一貫だ。なお、ありがたいことにお声がけをいただけた場合は内容問わずスケジュールがバッティングしない限りお断りしないという基本姿勢は今も変わらずだ。

答えがあるような話でもないし、答えを出そうと思ってもいないのでこの辺でやめることにしよう。

とりあえず、ソーシャルなんてやってる時間は無駄なことは自分でもよくわかってる。

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