第1回AWSコスト削減天下一武道会を終えて

昨日、2024年2月1日に自身が企画・運営をした『第一回AWSコスト削減天下一武道会』というイベントを終えました。申し込み人数としては最終的には3692人の人がConnpass上で申し込んでくれました。

この数は個人が企画して開催するIT関連の勉強会としては類を見ない規模だったのではないかと自負しております。

もちろんテーマとか色んな条件が重なってのこの数字ではありますが、集客のために意図的にやったことなどもありました。それらが予想以上の効果を出したわけですがその辺の話に興味のある方も多そうだったのでこちらについては別途イベントを開催して話すことにしました。

no1.connpass.com

こちらは2月5日の12時からオンラインのみで開催します。

イベントの振り返りですがまずは素晴らしい発表をしていただいた登壇者の方々にお礼を言いたいです。ありがとうございます。

発表内容もさることながら、当日は時間の関係でかなりタイトなスケジュールを組んでいました。特に後半のLT9本に関しては転換時間を個別には設けない方針にしたので内心ドキドキしていました。

そのため、全員事前に集合してもらって接続チェックをお願いし、前の人の発表が始まったらステージ脇で待機などをお願いしたのですが全員快く対応いただけました。

その結果、この数では異例のたった3分押しで終わることができました。奇跡。

さて、今回は現地での運営もさることながらそれ以上にオンライン配信が肝になりました。こちらについてはハイブリッド開催を決めた際に『最強の配信チームを組成します』といってボランティアを募ったところ集まってくれた13人が本当にすごかったです。

自分自身はオンライン配信については自宅からのYouTube Liveでの配信くらいしか経験がないのでこういった形での配信に関しては全くわかりません。そこでもう最初からイベント主催としての最低限の要件だけお伝えしてまるっとお任せしようと考えていました。この要件についても細かくこだわりだすとキリがないのでなるべく最低限、シンプルな要件にしようと考えていました。

それらに対して現業の合間を縫って少ない準備時間で見事に実現してくれた配信チームには本当に感謝です。 まさにコミュニティ界隈における配信のオールスター感あります。アベンジャーズです。

何がすごいって当日は受付開始の1時間前から設営を開始したのですが、機材設置からケーブリング、映像や音声などの各種調整などたった1時間であそこまで持って行けたことが奇跡に近いです。

なお、同時接続でピーク時1792人と1800人と近い人たちが同時に見てくれていたようです。これは結構すごそう。

今回の配信に際しては規模が大きいこともあり人と機材両面でのバックアップ体制を取ることにしていました。

また、映像、音声、撮影と担当をわけた上で主担当が同時ダウンした場合にも耐えられるようにすべく体制を組んでいました。

結果的にSPOFは登壇者だけってことになっていたのですがまさかconnpassが落ちるとは。 実は人数多いとConnpassに接続しにくくなるケースがあったってのは聞いていたので、配信URLを事前に2回ほどConnpass上のメッセージでも通知していたのですがやはりそれでは伝わりきらなかったようです。

とはいえ遅くなるどころか完全にダメになってしまうことは想定外でした。しかも結構長かった。

ということで限定公開でしたがX上に流すことにしました。

ここに関しては結構難しいなと思います。自分でイベントサイトを作るって考え方ももちろんあるけど一発もののイベントでそこまでコストかけるのもなーというのとConnpassの仕組みに乗っかったからこその数字でもあると思うので。

さて、最後にクロージングでも言いましたが2回目をやるかは未定です。

というのもAWS単体でできるコスト削減の具体的な方策は出し切った感があり、それは逆にみんな最低限このあたりを気にすればいいよっていう知見でもあります。

これ以上となるとそれはどちらかというとAWS外も含めた内容になってくるので個別具体例が多くなるのかなと。それはそれで知見として共有してもらうことには意味があるとは思うますが。

例えば今度はメインテーマをGoogleとかAzureにして開催することもできなくはないでしょうけど集客面だけで見れば圧倒的に厳しいものになると思うし、配信周りの問題もあるので少なくとも同じフォーマットで開催することはないかなとぼんやり思っています。

じゃ、別のフォーマットでってなるともともと考えていたアイデアとしてHip HopのMCバトルみたいに10分LTでどっちのほうが面白かったかを会場の拍手とか歓声の大きさで決めるってのもあったけどこれだとトーナメントは難しい。

なぜなら勝ち抜き戦のため複数のネタを用意する必要があるからです。トーナメントじゃなくてM1みたいなやり方もあると思うけどその場合でも2本用意する必要があってそれは登壇者にも負担をかけてしまうしなんか違うな、と。

あとはデルタ社の発表を聞いていて思いついたのが公開モブコスト分析(モブコスト分析が何かはぜひデルタ社の丹さんの発表を見てください)。これは盛り上がる気もするけど自社の環境を公然と公開できる企業はなかなかいないと思うので実現は難しそう。

というわけで、何かしらの企画アイデアが思いついたらやるかもしれないですがやはり今回のようなイベントにするのは難しいと思っています。

アーカイブについては当初はあまり公開するつもりありませんでした。これは単に面倒だったからなんですが、要望もとても多くある意味社会的意義みたいなのも多少はあるかなと思ってこちらも手間をかけず撮って出しで公開しています。

まじで知見の塊なので見てみてほしい。

第1回 AWSコスト削減天下一武道会 - YouTube

※僕(花柄シャツ)と配信チームのみんな。あと受付をお願いした新藤さん。

配信チームの人たち。 (敬称略)

松井隆幸(@tkykmts) from Team EMTEC : 映像班リード
Shinonome (@H_Shinonome): 音声班リード
Mary (@mary_tuba)
まってん (@MATTENN): 撮影班リード
草間一人(jacopen) (@jacopen)
渡邊武志 (@buzz_tkc) from Team EMTEC
工藤淳 (@jkudo)
前原良美 (@yoshimi0227_)
榊原和哉 (@Kazuya80735)
かめねこ (@kameneko1004) from Team EMTEC
塚本 正隆 (@tsukaman) from Team EMTEC
國見 樂 (@Gaku Kunimi) from Team EMTEC
田中 絢子 (@tananyan29) from Team EMTEC
斎藤 和史 (@capsmalt) from Team EMTEC

そして最後に会場を快く提供してくれたタイミーさんありがとうございます。キャパ70と聞いていたのに最大130入れるとか言ってごめんなさい。ただ、実際には収まるだろうとは思ってました。

こういう企業がこういうイベントに会場提供してくれるのは本当にありがたいことです。素晴らしい活動だと思います。

それではみなさんこれからもどうぞよろしく。

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