@Keisuke69です。
3月の19日(土)に大阪で開催された、InnovationEGG第7回「クラウドネイティブ化する世界」でお話をしてきました。
今回の話の内容としてはデブサミで話した内容をベースにスケーラブルなアプリケーションをクラウド上でどう作るか、といった観点でお話をしてきました。まあTwelve Factor AppとかMicroservicesとかの文脈ですね。
資料はこちらです。
今回のイベント、プラットフォームとしてどこか特定サービスに限定しているわけではなかったので各登壇者の話の幅も広く興味深かったです。また、イベントタイトルにもなっている「クラウドネイティブ」というキーワードについてみなさん最初に定義付けをしたあと話をしている辺り、やはりこのキーワードを取り回す難しさがあるのかなーと感じたり。
加えて、全体的にイベント前に想定していたよりもプラットフォーム側の話が多く、あまりそういった話をする予定のなかった自分としては時間が進むにつれてドキドキしていました。ふと思ったのですがクラウドネイティブというキーワードのイベントにおける参加者のエンジニア属性がどういったものなのかは非常に興味のあるところです。個人的な感覚ではインフラエンジニアのうほうが多いかなとは思ってるんですが実際のところはどうなんでしょう。本来的にはクラウドネイティブって特定サービスの使い方の話ではなくアプリケーションアーキテクチャの話だと思うのですが将来的に逆転したりするんでしょうか?それともやはり「クラウドネイティブ(を支えるプラットフォーム)」的な感じでやはりプラットフォーム側の人のほうがこの界隈では中心になるのかといったところも興味深いです。
さて、個人的に印象に残ったこととしては、クラウドネイティブというよりはサーバレスアーキテクチャの話になるのですが、ハンズラボ加藤さんの発表で言及されていた
というのがどうしてもコンセプトが先行しているところのあるサーバレスアーキテクチャに対する実体験からの貴重な意見ということで参考になりました。このシステム自体は大人の事情でお蔵入りになったとのことで非常に残念ですが、リリースしてしばらく運用してみた上でのサーバレスアーキテクチャに関する評価というのもお聞きしてみたかったところです。そういった話はあと1年もすればもっと聞けるようになるかと思っています。その上でやはりむやみに高まった期待感を裏切られることによる揺り戻しというのも発生しつつ一つの潮流になっていくのではないかと考えています。
というわけでお話の機会を頂きありがとうございました。
しばらくパブリックな場での登壇予定はないのでのんびり過ごします。