リモートワークについて考えてみた

この投稿は以前noteに書いたものの転載です

昨今の新型コロナウィルスの状況により我が国でもリモートワーク/テレワークといった働き方が議論されるようになった。

そこで、先日、Twitterの投票機能を利用してとあるアンケートを行ってみた。

 


 


驚いたのは『基本的に出社』と答えた人の割合が思ったより多かったことだ。

有効投票は323票なのでサンプルとしては少ないが、『在宅勤務推奨』が46%だったのに対して『基本的に出社』が36%もいたのだ。

これを多いと見るか少ないと見るかは人によるだろう。ただ、少なくとも僕のTwitterのフォロワーはITが多い、さらにフリーランスといった自由な働き方をしている人もそれなりにいると思うのでもっと差が開くと思っていた。

参考までに僕の会社がどうかというと実は『その他』に当てはまると言える。もともと必要に応じたリモートワークが選択肢として許容されているので今回の騒動をきっかけに推奨されたとかは特にない。これまでどおり必要に応じてリモートワークしてくださいとなっている。

基本的に僕も同様の考えだけど、チームのメンバーには一応必要なければ出社しなくていいこと。1 on 1などのインターナルなミーティングはすべてリモートでいいという点だけ伝えていてあとは各自の判断にまかせてはいる。

結果的にチームメンバーだけでなく多くの社員が今はリモートワークを選択している状況ではあると思う。もちろん状況に応じて、だ。

そこで、ITではない業界の友人に聞いてみた。決して先進的とは言えない業界だと思っているが(失礼!)、それでも在宅勤務推奨になっているらしい。ただ、その会社では年齢の高い人や上司がそれに適合できず出社しているため部下も出社しているというあまり健全とは言えない状況も発生しているようだった。

別にリモートワーク至上主義ではない。大事なのは選択肢として存在することだと思う。

これまでそういったことをやっていなかった企業は急にこういう状況になって在宅勤務推奨にしたくてもインフラ的に整っていないこともあるだろう。リモートで仕事をするためにはそれなりの仕組みが必要だ。

また、そういった仕組みが一応あったとしてもこれまでそういった働き方をしていない人にとっては心理的なハードルの高さもあるかもしれない。

リモートワークのメリット・デメリットと同様に物理的に出社して対面で仕事することによるメリット・デメリットもあるのでここではそれについて議論するつもりはない。

インフラについては少なくとも電話会議などは最近ではZoomなどのインターネットベースかつ専用機器などが要らないテレビ会議システムが存在する。デスクトップPCでカメラがないと顔を映すことはできないがこれらはスマホアプリもあったりする。

心理的ハードルについては実際やってみて慣れてみるしかないと思う。抵抗はあるかもしれないがこのような状況だからこそ、今まで避けていた人も半強制的に体験せざるを得ないことで革新に繋がるのではないかと思っている。

また、リモートで姿かたちが見えないからダメという人たちが一定数いるのも知っている。実際にリモートで姿が見えないことをいいことにサボる人もいるのだろう。でもそんな人ってそんなに多いのかな?

ちなみに僕はこれまでは顔出しは好きではなかったのでリモート会議の場合でもビデオはつないでいなかった。だが、このような状況でリモートの機会が多く対面で会うことが少なくなったからこそビデオで顔を出すこともいいのではないかと思い試してみたところ、なんとなく雰囲気の醸成には繋がると思った。

大事なのは状況に応じて選択できることではないか。今回、期せずしてこのような状況になったことはそれを推し進めるいいきっかけだと思っている。もちろん、接客業や飲食店などリモートでは成立しない仕事がある人たちも理解している。

それはそうとどうせリモートで仕事するならリゾートとか旅しながらやってみたいもんだ。今は難しいかもだけど

 

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