PlayStation Portal リモートプレーヤーを手に入れたのでその感想

PlayStation Portal リモートプレーヤーというものを2週間くらい前に購入した。

【純正品】PlayStation Portal リモートプレーヤーミッドナイトブラック(CFIJ-18001)

ソニー・インタラクティブエンタテインメント

9月27日の昼過ぎにたまたま見つけて欲しくなって、その日の18時には購入していた。税込みで34,590円。結構お高い。

これがあればなんとPS5のゲームをリモートでできるという。PS5にインストール済のものはもちろんクラウド経由でのストリーミングでもゲームができるらしい。

なぜこれが急に欲しくなってすぐに買ったのか。

僕はゲーマーではない。ゲーマーではないが以前から適度にゲームをするのでPS5は持っていた。というよりPS1から歴代機種全部購入してきていた。ちなみに僕はゲーム性よりもシナリオ重視である。なのでやるゲームもストーリーがしっかりしているものが多い。Last of Usとかアンチャーテッドとかそういう系。

だが、ここ数年、そんなゲームの新作が出ると購入はするんだが積むことが増えてきた。理由はいくつかあるが、我が家にはテレビが一つしかなくそれは当然子どもや妻も使う。また、内容的に子どもたちにはふさわしくないものもある。つまり、自分がやりたいタイミングとやれるタイミングがあわなくなっていることが大きい。

そんな状況の中でたまたまこのデバイスを見つけた。というわけで買ってみて実際に使っているのだが、その印象を。もちろん良い点とイマイチな点の両方ある。

まず、やはり自宅のテレビが使えなくてもゲームできる！という目的は満たせてる。これが最大のメリット。8インチの液晶は結構大きくていいが、全体としては思ったよりでかくて思い。寝室で寝転がってやるのは腕が疲れてくる。

そして、結構切れる。これはWiFiの速度が出てないとかではなく、自宅のWiFiも外で接続してるWiFiも両方速度が出ている環境でも結構発生する。そしてこのときに大問題なのがリモートプレイというのはつまるところPS5のミラーリングなので切れて再接続している間に勝手に進んでしまうのだ。ムービーシーンの最中に切れて再接続したら全部終わっててストーリーわからないってことがあって悲しかった。

そもそも、この接続が結構厄介。PS Portal側の電源を入れて接続を開始してから自宅のPS5の電源が入って接続されて使えるようになるまで結構時間がかかるのだ。ストリーミングゲームの場合は若干早いがそれでも時間がかかる。なので隙間時間にサクッとやるっていう用途には向いていない。この点はNintendo Switchとは違う。

あとは盲点だったのがBluetoothがないということ。つまりワイヤレスイヤホンが使えない。調べたところ専用規格に対応した純正のワイヤレスイヤホンであれば無線接続できるみたいだが2万もする。高い。

【純正品】PULSE Explore ワイヤレスイヤホン(CFI-ZWE1J)

ソニー・インタラクティブエンタテインメント

Amazon

さすがにこれのためだけにこんなもの買ってられないので安い有線イヤホンを買う羽目になった。

とにかく、これで自宅ではもちろん、車での長距離移動中などでもゲームを進められるようになった。ちなみに自宅のPS5の電源を入れておく必要はなく、リモートからPS5の電源を入れられるので外出先からでも問題ない。でもWiFi必須なので恐らく飛行機とかでは使えないだろう。飛行機のWiFi速度でやれる気がしない。また、WiFi必須ということからわかるようにインストールのためのストレージみたいなものは一切積んでいない。

最後にストリーミングゲーム（ベータ版）について。ストリーミングゲームにあるタイトルであればPS5にインストールしていないタイトルでも直接遊べる。ただし、これを使うにはPlayStation®Plus プレミアム（1550円/月）に加入する必要がある。これを高いと思うか安いと思うかは人それぞれだが僕個人は安いと思った。

一つだけ注意点があるとすればクラウドストリーミング自体はPS5のサービスなので対象タイトルがすべてPS Portalのストリーミングゲームでも遊べるわけではないようだ。とはいえ、自分が確認した範囲では以下のようなものがあった。

Ghost of Tsushima
Last of Us 1と2
Final Fantasy VII Remake
DEATH STRANDING
HOGWARTS LEGACY
ASSASSINS CREED VALHALLA
アンチャーテッドシリーズ
アーマードコア
Cyberpunk
FARCRY6
SPIDER-MAN
龍が如く7 外伝名を消した男
龍が如く維新極

なんというかちょっと前の人気作 + インディーゲームって感じの品揃え。ストリーミングゲーム自体がまだベータ版ということで昨年末くらいに対応したばかりみたいなので品揃えは今後徐々に増えていくと期待したい。とりあえずずっと何年もAmazonの欲しいものリストに入れたままになってるレッド・デッド・リデンプションができるようになってほしい（PS5版のクラウドストリーミングにはある）。

というわけでこのデバイスはまさにリモートプレイを楽しむことに特化している。リモートプレイだけならスマホでもできるって話もあるが、スマホのリモートプレイは操作がしにくいし画面も小さい。

最後にケースとフィルムはこちらを買った。ケースは純正も良さそうだが厚みがあるものが多いなかでこの製品は一番薄め。本体がでかいのでこれ以上でかいと旅行とかで持っていくときに邪魔すぎるのでこのケースにした。