激動の2024年を振り返る。そして更なる激動の2025年に思いを馳せる

はじめに

恒例の振り返りです。今年こそは年内中にしたいと思って書いてます。

2024年を一言で言うと

『激動』

昨年の『停滞』とは一変し、エンジニアリングのキャリアからビジネスサイドへと本格的に舵を切った一年だったと言える。特に後半の始まりとなる6月にジョインしたDELTAのCOOとして新しい役割を担うことになり、これまでのソフトウェアエンジニアとしてのキャリアとは異なることに日々挑戦し続けることになったのはなかなかにエキサイティングな日々でした。昨年の振り返りの最後では事業への思いを強くしつつ文章を締めていたわけだが、結果的には2024年は事業に強くコミットする役割につくことになったのである。

この辺りの経緯とかはこの記事に書いてます。

コードの海からビジネスの大陸へ。COOに挑戦します。 - Sweet Escape

さて、半年経つわけだが一応なんとか生き残ってます。

やれたこともあれば思うようにやれなかったことも正直ある。いくつもあるアイデアややりたいことが日々の忙しさに忙殺されたり、ここでは具体的には言えないいろんな理由で結果的には思ったような成果が出なかったことも多く、それには悔しい思いをしています。特に僕はビッグマウスというか高い目標を強気で口に出していくことで自分にプレッシャーをかけるタイプなのですが、それに成果がついてきたとは言えないことが個人的にはとても悔しい。

また、もともといたスタートアップであるSingular Perturbationsについては今もCTOとして在籍しているものの、こちらもいろんな理由や事情によりあまり存在感出せず。特に4Qでやろうとしていたことが先方都合によって頓挫したことが個人的には残念で仕方ない。先方都合というか連絡つかなくなってしまった。ブラジルで事業するって難しい。いずれにせよ中途半端になっていることは否めず。

会社を一つ畳むことにした

実は、数年前に設立した合同会社をこの会計期を持って畳むことにした。この会社ではパートナーとなるもう1名との2人で小規模な事業を展開してきたんだけど、設立当初からアイデアを2~3回ほど大きく変更してきて今に至っていた。だが、正直なところ事業として大きな成功を収めるには至っていないことに加え、お互いの優先度が変わってきたことや時間的な制約も増えあまり時間を割くことができなくなったこともあり、このまま継続させても意味がないと考えて残念ではあるがこのタイミングで終了させることを決断。

仕方ないとはいえ、それでもやはり少し寂しい気持ちもある。

プライベートな会社は目標達成

一方で、個人で、というか妻と運営している会社については概ね順調だったと言える。結果的には昨年当初に掲げた「YoY200%」を無事に達成。これはめでたい。

当初、2024年は売上倍にするぞって妻に言ったらビビってたけど何とかなるもんだ。

とはいえ、このくらいのレベル感なら売上増やすこと自体はそんなに難しくない。頑張ればいいだけなので。

どちらかと言うともっと突き抜けようと思ったとき人今のままでは絶対ダメなのもわかっている。

元々は節税と社会経験目的で始めた会社だけどもっと成長させたい気もする。バイトとか正社員も1人2人雇って年商1億くらいにしたい。

社会課題への取り組み

脳梗塞脳卒中といった病気などがきっかけで失語症になった人が社会復帰するためのリハビリを支援するためのサービスを開発するプロジェクトに参加している。サービスおよび事業の企画自体は別の人でこの方は自分自身が同様の状況に置かれた経験をもとにこのサービス・事業を企画しています。このプロジェクトは生成AIを活用するもので、僕は主にプロダクト開発面のディレクションという立場で参加しています。僕以外にはデザイナーとソフトウェアエンジニアが2名ずついます。これはそのうちクラウドファンディングなどで協力を仰ぐと思うのでそのときはぜひ宣伝などお願いします。

これはこれでまたどこかで明らかにしたい。

色んな相談にどう対応していくか

さっきの話もだが開発を伴う相談や案件が色んなところからちらほらいただく。これはとても嬉しい。本当は最初のスタートやプロトタイプの開発だけは自分でやれたらいいなと思っているのだが正直なところあまり時間の余裕がない。 一方で先日のブログにも書いたように自分の知見が役に立つのであればという思いもあるし、そもそも声をかけられるうちが華なのでできれば応えていきたい。 そこで必要に応じてこの手の相談を受けられるように緩く繋がった開発チームみたいなものを構築できないかな、と。これまでに一緒に働いたことある人中心でプロジェクトチーム的に動けるチーム。というわけで最近はちょいちょい声かけたりしている。

まずは年末に舞い込んだ話をどうするか考える。

イベントとかアウトプットとか

今年の最大のトピックはやはり2月に開催した『AWSコスト削減天下一武道会』の開催だろう。間違いなく個人で開催するイベントとしてのキャリアハイであり、今後もこれを超えるのはなかなか難しそうではある。

実際、主催した僕のことは知らなくてもこのイベントは知ってくれている人も多く、メディアでの取り上げられ方を含めいろんな人の力をお借りしてできたとても影響力のあるイベントだった。なお、connpassで集客したイベントとしては今年1年で最多だった模様。

あとは『AWS Lambda 10周年記念生誕祭』の開催。これは完全に個人的感情から開催したイベントで技術的なことよりもAWS Lambdaという特定ベンダーの1製品に出会ったことで自分の人生が変わったことについて語ってもらうイベントだった。にも関わらず多くの人が集まっていただき会場をとても高い熱気で包んでくれた。これまた感謝である。

DELTAで言うと昨年顧問をしてた頃に提案して始めた自社開催の月次イベント『Hack@DELTA』がある。当初は顧問としてアドバイザー的に、6月の入社以降はもっと深く関わってきて最初は苦労したものの何とか休まず走り切れた。途中からはハイブリッドという形態にアップデートもできたことで集客面でもそれなりになってDELTAの認知度向上には繋がっていると思われる。ただ、逆にいえばできたことはこれだけで本当はもっとやりたいことがあるのでこれは来年やっていきます。

その他、個人の話でいえば春くらいに対談ライブ配信シリーズを始めたものの2回くらいで更新が止まってしまったり、以前のようにライブ配信での勉強会とかは全くやれていない。ブログの更新も同様だ。このあたりはやらないとズルズルやらずにいってしまうので危機感を感じている。とはいえ、COOになったこともあり今までの開発行為の延長で書いていたブログが書けなくなっておりどういう内容を出していけばいいのか正直困ってしまっている。

上であげたような関与しているプロジェクトの話をしていくのがいいんかなと思いつつ。

2025年に向けて

さて、2025年をどうしていくか。

2024年が『激動』だったのであれば2025年は『超激動』の1年にしたいなーと思っている。

DELTAとしては2025年にかなりストレッチした目標を立てているのでこれを達成するために打てる手+αくらいの打ち手をこれでもかってくらい打っていきたいと思っている。そのためには僕1人だけでは限界があると思っているので仲間を募っている状況。というわけで僕と一生に新規事業作ったり事業開発することに興味がある人はカジュアル面談しましょう。DMください。

また、詳細はまだはっきりとは言えないんだがDELTAが所属するセブンリッチグループ内の別事業についても12月から責任者を努めている。別事業とは言いつつも実質2事業あるみたいな感じなのでなかなか大変だなと思いつつ楽しい。特に片方は現時点でポテンシャルがとてもあると感じているので楽しみだ。

さらに先程の失語症患者向けサービスのローンチも控えているし、別で相談された開発案件どうするかって話もある。

このあたりに関しては今のような関与の仕方ってのが本当に良いのかという悩みは抱えつつも現実的には仕方ないとも言える。前述のようにいつでもリクエストに応えられるようにするためのゆるい開発チームを作るって話もあるが、本当は僕と一緒に物事をグッと前に進められるチームを個人で抱えられるといいなと思っている。ただ、これを実現するには財政基盤的にもっと安定が必要なので悩ましい。

2025年は長女が中学受験ということもあり、公私ともに大きく物事が動きそうな年である。

最後に

とりあえず1年後にどうなっているのかなんて全く想像がつかない。

すべてが不確実な状況の中で試行錯誤しながら物事を進めて行くのは難しいことも大変なことも多いが、もはやこういう感じの仕事しか楽しめなくなってるとも言える。

あと、なんだかんだでやっぱり最後は人の縁。今まで以上に大切にしていきたい。

©Keisuke Nishitani, 2023   プライバシーポリシー