【2023年版】我が家のゲーム実況動画作り方

はじめに

以前に娘(現在9歳、小学3年生)によるゲーム実況中心のYouTubeをやっているということでその撮影環境について書きました。

我が家のYouTube撮影環境を晒す - Sweet Escape

この記事を読んでもらうとわかるのですがこのときはリビングにあるSwitchとテレビで撮影するという構成だったため、撮影開始までに手間がかかります。その結果、撮影自体が億劫になりメインの動画は9月くらいを最後に撮影することなく更新もされないという状況に陥ってました。

で、撮るのはもっぱらiPhoneで撮ったショート動画だけということになっていたわけですが2023年に入ってあることがきっかけで環境を見直した結果、2022年に始めたとき以上にYouTubeに本気で取り組んでいます。

やっぱりね、撮りたいと思ったときに簡単に撮れるってのが大事ですね。

ゲーム実況動画の撮影

メイン動画はゲーム実況です。以前はポケモンカード開封動画もメインであげてましたが、開封動画は弱小YouTuberだと再生回数が全然回らない割に大変なので最近はもっぱらiPhoneで撮ってショートであげてます。ということでそちらは後ほど。また、以前はVTuber形式だったのですが今はそれもやめました。

ゲーム実況ということはプレイ中のゲームの画面をPCに取り込みつつ、音声等を録音していく必要があります。これをリビングのテレビでやろうとすると都度セットアップする必要があって面倒なんです。

きっかけはSwitchのドックに純正以外のものがあって、さらに小型かつお手頃価格というのをFacebookに出てきたAmazonの広告で知ったことです。これを新たに買って自室のデスクに設置すれば撮影時はSwitchを持ってくるだけでいいのでは?と。

というわけで以下のような構成になりました。

購入したSwitchのドックはこちら。電源一体型でめちゃめちゃコンパクトです。

付属する横向きのUSB-Cのケーブルも地味に便利。

これをもともとWeb会議でミラーレスカメラを使うように使っていたBlackmagic DesignのATEM Miniに接続。

ATEM MiniからはMacに接続されているUSB-Cドックに繋がっています。ディスプレイなどもすべてこのドック経由で接続しています。

使っているのはCalDigitのUSB-Cドックですが、このドックとMacとの接続はUSB-C一本なのでとても楽です。

ATEM Miniの難点はボタン類の照明が非常に明るいことですね。それ以外は特に小難しい使い方をしていません。今回からはカメラとの切り替えをするようになったのでようやくちゃんとスイッチャーとして使われるようになりました。

なお、娘は顔出ししていないので使うことはないのですがATEM Miniだけでピクチャ・イン・ピクチャや簡単なトランジションもできます。

あとはこのMac上のOBSでVideo Capture DeviceとしてBlackmagic Design経由の入力を取り込みます。Switchの音声に関してもこれで取り込めます。

声についてはこれまた普段から会議用にMacのドックに繋いでいるYeti Nanoで録音しています。

ちなみに昨年末にこのマイクを設置するアームを購入しまして、これもまたいい感じです。

とにかくSwitchのドック含むすべての周辺機器はこのMacのドックに常時接続されていて、Macとの間はUSB-C一本なので繋ぎ変えが発生しないのが最高です。

最後に実際のゲーム画面はMac経由で外部ディスプレイに出力されています。

OBS

これは今までと変わらないのですが、VTuberをやめたので前回のブログに書いたようなVTube Studioを使うための設定が不要になったのでシンプルになりました。

その代わりと言ってはなんですがマルチトラックで録画するようになりました。マルチトラックというのは文字通り複数の音声トラックを持つ動画を撮影するってことです。自分の場合はゲームから出る音とマイクを別トラックとして録音するようにしています。

といっても難しい話ではなくてOBSのオーディオプロパティで録音先のトラックを入力ごとに設定するだけです。こんな感じです。

ここではMic/Auxの1がYeti nanoのマイク、2がATEM Mini経由で出てくるSwitchの音になっています。

なんでこんなことをするかというと編集時に取り回しが楽だからですね。例えばゲームのBGMと実況の声を別々に音量調整するのもできますし、例えば公開してはまずい内容をうっかり話してしまったときに動画ごとカットすると不自然になるケースがあるのでそういうときに実況の声だけカットできたり、ですね。

ちなみにマルチトラックで撮影した動画は普通のプレイヤーで再生すると1つのトラックしか再生されなかったりします。なのでマルチトラック対応のプレイヤーなり動画編集ソフトが必要になってきます。

リアル動画の撮影

メインであげていたリアル動画はこれまでもポケカ開封動画くらいだったのですが、前述の通り現在はポケカ開封動画はメインであげるのはやめて動画はショートとTikTokでしか出していません。

これまでも日常系のショート動画はiPhoneで撮っていたのですが、ポケカ開封動画もショートで出すようにしてからはiPhoneで撮っています。こっちのほうが圧倒的に手軽なので。

開封動画のようなものだと手元を俯瞰で撮影する必要があるのでそれ用にスマホスタンドを購入しました。

こちらもお値段お手頃で俯瞰撮影を実現できるのでいいです。ただバランスが少しだけ難しいのでベストなポイントを見つける必要があります。

なお、今後の日常系についてはiPhoneに加えてGoPro HERO11を最近買ったのでこれを一部使っていこうと思っています。7以来のGoProなんですが手ブレ補正がさらに強力になっていて水平ロックをONにすると360度回転しても水平を保てるというものになっています。

動画の編集について

メイン動画の編集はAdobeのPremiere Proを使っています。最近はフルテロップを入れているのですがこれもPremiere Proの自動キャプション機能をベースに手で修正する形でやってます。

ショート動画については基本的にスマホ上でCapCutを使って編集しています。メイン動画の切り抜きを作る場合は書き出したメイン動画のmp4ファイルをCapCutに読み込ませた上で編集しています。CapCutはTikTokを運営するByteDance社が提供する動画編集アプリです。一応PC版もあります。

CapCutは控えめに言ってもめちゃめちゃ使いやすいです。Premiere Proよりもずっと使いやすいです。特にYouTubeのショート動画やTikTokの動画を作るのにPremiere Proは書き出し設定とかアスペクト比の変更とかできることが多い分、面倒に感じてるんですがCapCutだと非常に簡単です。

簡単なだけでなく機能的にも優秀です。特に自動キャプションについては個人的にはPremiere Proより精度が高いと感じています。その他、カットやエフェクト、文字入れなど一通りできるのですがそのどれもがとても直感的に操作できます。これが無料って本当にすごい。

あえて難点をあげるとすると素材のファイルが大きい(数GB)と読み込めないのと好みの音楽を乗せるのがちょっと手間といったくらいでしょうか。それ以外は本当に使いやすい。

CapCutによる作業は半ばルーティンになっています。ゲーム実況動画の切り抜きの場合は以下のような感じ。

  • 元動画読み込む
  • テーマを決めて60秒以下でカットする
  • 元動画は16:9なので比率を9:16に変更
  • ゲームごとに決めている背景画像を設定
  • 上部にテキストでタイトルつける
  • 下部にオーバーレイでゲームのロゴつける
  • エクスポート

一方で日常系のショート動画の場合は写真を使うことも多くて以下のような感じです。日常系の場合はそもそもiPhoneで撮ることが多いので最初から9:16の素材になっていることが多くて比率変更はしないことが多いです。

  • 写真も動画もまとめて素材を全部タイムラインに並べる
  • 60秒以内に収まるようにカットしたり素材の入れ替えしたり
  • テキストで文字入れ。フォント、スタイルはほぼ固定
  • エクスポート

日常系の場合はこのタイミングでは音をつけていないことが多いです。なぜならば使える音源がサービスで許可されているものにするためと、そもそもCapCutだと自分で好きな音源を使うのがちょっと面倒だからです。

あとはこのエクスポートした動画をYouTubeショートとして投稿するだけです。同時にTikTokにも投稿するときも多いです。日常系のショート動画の場合はこのタイミングで音をつけています。TikTokの場合も同様に投稿のタイミングでアプリ内で音をつけています。

そして、YouTubeで重要なのがサムネイルなんですがこれに関しては最近はAdobeIllustratorでちゃんと作るようになりました。以前はパワポで適当に作って画像としてエクスポートしたものを使ってましたw

YouTubeチャンネルの運用について

こんな感じで最初は半分お遊びで始めたYouTubeなんですが最近はちゃんと取り組んでいて、今年中に収益化したいと思っています。つまり登録者1000人かつ過去365日の動画再生時間4000時間か過去90日のショート動画1000万回再生を目指しています。

が、正直かなりのハードルの高さです。全然見てもらえませんw YouTubeの仕組み上弱小底辺YouTuberより強者を優遇するので本当に大変です。1000人どころか100人登録してもらうのすら茨の道です。

本来、チャンネル開設当初はブースト期間があるのですが、我々のチャンネルの場合、一年前の開設当初にここであまりしっかりやらなかったのでその恩恵を授かれていません。さらに名前はもちろん、顔も出していないのも影響していると思います。

あと、ゲーム実況のチャンネルなのにそもそもゲームがうまいわけではないという致命的な問題もありますw

最近はサムネイルの見直しはもちろん週1で定期的に投稿したり、動画自体にフルでテロップ入れたりしつつ、ショート動画をほぼ毎日投稿しています。このショートを毎日投稿するようになってからぼちぼちと登録者数が増えてきました。

よく3ヶ月くらい地道にやり続けたらようやく登録者が増えてくるって聞きます。そういう意味ではちゃんと今みたいに運用し始めたのが1月の半ばからなのでもう少し頑張り続ける必要がありそうです。

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