2021年4月のサーバーレス関連まとめです。こちらのイベントで取り上げる内容です。
serverless-newworld.connpass.com
今後はAWS以外のアップデートも取り上げていく予定ですが、ひとまず2021年4月分についてはAWSのサーバーレス関連のみです。
2021年4月のリリース
4月は結構多かった感じですね。
いつもどおりタイトルだけで内容がわかるようなものは特にコメントしていません。
New options to trigger Amazon SageMaker Pipeline executions
- EventBridgeのルーティング先としてSageMakerのパイプライン実行ができるように
- モデルのトレーニングなんかを外部のイベントと連携して実行するなんてことも可能に
AWS Amplify Admin UI でデータ管理が一般利用可能に
- シードデータの生成、データの並べ替え、データのフィルタリングの新機能が追加
- シードデータ生成ってのはテスト目的のデータをデータベースに登録してくれるそう
Amplify iOS が Swift Package Manager (SPM) から利用可能に
Amazon Kinesis Data Streams for Amazon DynamoDB now supports AWS CloudFormation
Amazon EventBridge introduces support for cross-Region event bus targets
- いろんなリージョンから飛んできたイベントを集めて一箇所のリージョン内の何かにターゲットすることが可能になった
AWS Step Functions が入出力処理をモデル化するための新しいデータフローシミュレーターを追加
- InputPath、Parameters、ResultSelector、OutputPath、ResultPath などの各フィールドをシミュレートできるデータフローシミュレータが新たに追加
Amazon CloudWatch Lambda Insights が AWS Lambda コンテナイメージのサポートを開始 (一般提供)
ユーザー定義関数 (UDF) が Amazon Athena で一般の使用が可能に
- Lambdaの価値のひとつとして他のAWSサービスの拡張に貢献していると言える
- これもだけどCognitoのトリガーやConnectとかも
最後にアクセスした情報を確認して、未使用の EC2、IAM、Lambda のアクセス権限を特定し、IAM ロールへのアクセス権を絞り込む
- IAMロールの権限は最低限にすべき
- 使ってない権限をあぶり出す機能
- 今までS3向けには提供されていたがこれがLambdaおよびEC2にも対応
AWS Amplify で一度のデプロイによる複数の Amazon DynamoDB GSI 更新のオーケストレーションが可能に
- 今までは複数のGSIを更新するときに1個ずつデプロイする必要あったのが一発おまとめて反映できるように
Amazon DynamoDB ストリームのデータプレーン API アクティビティを AWS CloudTrail でログ記録が可能に
- データプレーンAPI = GetRecordsとGetShardIterator
NoSQL Workbench for Amazon DynamoDB による AWS CloudFormation のサポートを開始
AWS Chatbot now expands coverage of AWS Services monitored through Amazon EventBridge
Chatbotの存在を忘れていた。色々対応拡がったみたいだし使ってみるのありかもしれない
— Keisuke Nishitani (@Keisuke69) 2021年4月20日
AWS Chatbot now expands coverage of AWS Services monitored through Amazon EventBridge https://t.co/4hSVNDXuPP
- EventBridge経由でこれまで以上に多くの各種イベントを連携させることができるようになった
Amazon SNS grows the set of message filtering operators
Better together: AWS SAM and AWS CDK | AWS Compute Blog
- SAM CLIがCDKをサポート
- これまではCloudFormationかSAM templateだった
- プレビュー
- 今のところ、ビルドとテストをサポート。将来的にはパッケージングも
その他ブログなど
AWS Lambda Node.js で Axios を利用した通信を X-Ray でキャプチャする | DevelopersIO
- axiosとか使って外部APIを叩いているときのX-Rayを使ったトレースの取り方
- X-Ray SDKのcaptureHTTPsGlobal()を使う
- ちなみにnode-fetchでFetch APIを使う場合はちょっとコツがいる模様
JavaScriptランタイム環境「Deno」開発者がDeno Companyを立ち上げ | OSDN Magazine
DenoのCDN Edgeサービス – DenoDeployでサーバレスJS/TSを実行する | DevelopersIO
Denoの作者ライアン・ダール氏らが「Deno Company」を立ち上げ。Denoの開発推進と商用サービスの実現へ - Publickey
- Deno関連
- Deno Companyを立ち上げて資金調達し、商用サービスを提供するとのこと
- 特にJSやTSを実行可能なDeno DeployというサービスはEdgeで実行可能なサーバーレスプラットフォームといえる
- 要注目
AWS Step Functions でサーバーレス FizzBuzz を実現する - 変化を求めるデベロッパーを応援するウェブマガジン | AWS
- なぜかFizzBuzzをStepFunctionsを使って解いてるw
- Lambdaのコンテナイメージを使う場合に関する解説
- 今回はRIC(Runtime Interface Client)とRIE(Runtime Interface Emulator)について
- RIE使ってローカルでLambda実行をエミュレート
AWS Step Functions コールバックを利用した外部システム連携 | Amazon Web Services ブログ
サーバレスアーキテクチャでLINE BOTが多分作れるようになるハンズオン - Speaker Deck
Serverless Next.js Component が AWS に deploy するのに超便利だった
- 以前に今昔物語で紹介したServerless Next.js Component
AWSを活用した空調機IoTプラットフォームの開発 - Speaker Deck
AWS Lambdaを使ったサーバレスReactアプリケーション
Lambda Layerだけを更新したとき、Lambdaが参照するLayerのバージョンが追従しないのでAutoPublishAliasを止めてみた話 | DevelopersIO
GraphQL を利用したアーキテクチャの勘所 / Architecture practices with GraphQL - Speaker Deck
- GraphQLをBFFとして使う場合に関する考察と代替案が興味深い
RustをつかってAWS Lambdaを実装&AWS CDKでデプロイする | DevelopersIO
- カスタムランタイム使ってRustでLambdaファンクションを実装
Running GraphQL on Lambda with Rust | Dylan Anthony
- こっちもRust
- RustのGraphQL実装であるasync-graphqlをLambdaを動かす
JamstackプラットフォームのLayer0へNext.jsのアプリをデプロイしながら試す | Web Scratch
- VercelとかNetlifyと似たサービスであるLayer0の話